加工概要
建設機械に使用されるSCM(クロムモリブデン鋼)製スリーブの内面研削加工事例です。穴の内径を1/100mm(±0.01mm)の精度で仕上げ、200ロットを安定した品質で納品しました
。
SCM材は高い引張強度と耐摩耗性を備え、建設機械のように過酷な条件下で使用される部品に多く採用されています。本製品はスリーブとして内径の寸法精度が機能上重要であり
、内面研削による高精度な仕上げ加工が求められました。
加工のポイント
内面研削による内径仕上げ
スリーブの内径を内面研削にて仕上げ加工しています。1/100mm精度の寸法管理が必要なため、工程内測定を併用しながら安定した加工を実施しました。SCM材は焼入れ後の硬度が
高く、砥石の選定と加工条件の最適化が品質を左右します。
ロータリードレッサーによる砥石のツルーイング・ドレッシング
本加工ではロータリードレッサーを使用し、砥石のツルーイング(形状修正)とドレッシング(切れ味回復)を行っています。200ロットの量産加工では砥石の摩耗による精度変
化が課題となりますが、ロータリードレッサーによる定期的なツルーイング・ドレッシングにより砥石の形状と切れ味を維持し、初品から最終品まで均一な寸法精度を確保していま
す。
量産対応と品質管理
200ロットの量産加工において、ロット内のばらつきを最小限に抑えることが重要です。加工条件の標準化と工程内測定の組み合わせにより、全数が規格内に収まる安定した生産
を実現しました。
アミイダでは内面研削の量産加工に豊富な実績があり、SCM材をはじめとするクロムモリブデン鋼の研削加工にも対応しています。建設機械部品や産業機械部品の内径仕上げでお
困りの際は、お気軽にご相談ください。