加工概要
偏心検査器(測定メーカー製)に使用するセンターとスリーブの精密研削加工事例です。2つの部品はテーパー部分ではめ合わせる構造になっており、高い同軸度と嵌合精度が求められます。測定機器の消耗部品として、摩耗時の再研磨にも対応しています。
部品構成
センター
先端角60°のNo.2センターです。SUJ-2(高炭素クロム軸受鋼)を使用し、高硬度と耐摩耗性を確保。外径φ18mm、全長90mmで、円筒研削により外径テーパーと先端60°を仕上げています。
スリーブ
センターを受けるスリーブ部品です。センターと同じくSUJ-2を素材に、外径φ28mm、長さ123mm、内径φ17.78mmに仕上げています。円筒研削で外径を、内面研削で内径テーパーを加工し、センターと精密に嵌合します。
加工のポイント
円筒研削と内面研削によるテーパーはめ合い
センターは円筒研削のみで外径テーパーを加工。スリーブは円筒研削で外径を仕上げた後、内面研削で内径テーパーを加工しています。両部品のテーパー精度を高めることで、ガタのない確実なはめ合いを実現し、偏心検査時の測定精度を支えています。
SUJ-2の研削加工
SUJ-2は高硬度で耐摩耗性に優れた軸受鋼です。センター・スリーブともに同一材質を採用することで、熱膨張係数を揃え、温度変化による嵌合精度への影響を抑えています。高硬度材の研削には豊富な経験とノウハウが必要であり、当社の得意とする加工領域です。
再研磨対応|買い替え不要で部品寿命を延長
センター先端は使用に伴い摩耗しますが、当社ではセンターの再研磨加工に対応しています。摩耗したセンターを再研磨することで、新品を購入することなく繰り返し使用可能。部品の寿命を大幅に延ばし、コスト削減に貢献します。
「消耗品だから仕方ない」と諦めていた部品も、再研磨で復活できる可能性があります。まずはお気軽にご相談ください。
消耗品の継続供給体制
偏心検査器の消耗部品として、安定した品質での継続供給が可能です。初回加工時のデータを保管し、リピート発注時も同一精度で加工。急な追加発注にも柔軟に対応いたします。